ジッケンノート

社会人を目前に初めてジャニーズに落ちた人間がどのような経過を辿るのか記録する

ブルームーン とりとめのない感想。

横山裕さん初主演舞台ブルームーンについ情報解禁からのとりとめない感想を備忘録として残す。

舞台出演は滝沢歌舞伎以来9年ぶり、ストレートプレイへの出演は13年ぶりだという。
2014年に横山裕さんのファンになった私は当然いずれの舞台も見ることは出来ていないが、ジャニーズ事務所入所19年目、デビュー11年目の彼の初主演舞台を観れるタイミングでファンになれたことを心から嬉しく思う。
能書きはこれくらいにしてざっくりと感想に移る。
 
とりあえず公式からあらすじ。
 
向坂ユタカ(横山裕)は実家の寺を仕方なしに継ぐ事が決まっていて、恋人の蒲谷ルミ(マイコ)がいるが、長く付き合い過ぎたせいかそれ以上の進展はない。
そんな煮え切らない二人をユタカの父親の向坂オサム(山崎一)は、イライラしながらも見守っている。
檀家で写真館を営む石渡はま子(加賀まりこ)が法事の相談をしに来たある日、燕尾服を着た謎の男が寺の二階から現れて……。
 

 

はっきり言うと舞台行って、泣かされるとは思ってなかった。

スポーツ紙の発表のときから長くよこやまさんを応援してきた方はツイッター越しでも感涙といった感じが伝わってきたのだけれども、いかんせん私は新規だから9年ぶりだとか13年ぶりだって感慨がない。
デビュー11年目、事務所所属19年目のよこやまさんの中にまだ初めてが残ってたことが嬉しくて、単純にそんなお祭りのときにファンになれてて良かったなあとか、あとはカッコ可愛いよこやまさんにキャーキャー言うだけっておもってた。*1
 
泣かされるとは思ってなかったと書いたということは泣いたんですよ。
お芝居見て涙止まんなくなるなんておもわなかった。
他担が近かろうが遠くても自担精神でコンサート入ってるんで、2階席でもめちゃめちゃ近いグローブ座入ったらそらずっとよこやまさんロックオンしてたのに、気がついたらお芝居全体の世界にのめり込んでた。
泣いたら視界が歪んでよこやまさんちゃんと見えなくなるのに涙が止まらなかった。
ユタカにもルミにもはま子さんにも共感して涙が止まらなかった。
 
 
アイドルとは偶像で、実在する偶像ってことは完成されたものなんだと思ってきた。
キラキラしてて傷の一つもない。
綺麗なものは眩しすぎて直視できない。
だから避けてきた。
 
2回の観劇を通してよこやまさんがより自然にユタカさんになってたことに驚いた。
ルミとユタカはすごく自然に長く付き合いすぎて今更どうしようもなくなっている恋人よりは姉弟みたいなカップルだったし、ユタカとお父さんも何年も男2人で暮らしてきたように見えた。
1回目、物語に泣いて、2回目は進化を続けるよこやまさんの姿に泣いた。
 
よこやまさんは、関ジャニ∞は、完璧じゃなくて、まだまだ道の途中で、それは人生最期の日までゴールがない道で完璧じゃない姿で歩いていくのかもしれない。
グローブ座の上でよこやまさんは輝いていた。
でも、それは完璧に磨き上げられた宝石が放つ輝きじゃなくて、実は表面がデコボコの月が今まで重ねてきた努力という光に照らされていたのかもしれない。
月の光のように柔らかく輝くよこやまさんをこれからもずっと見つめていたいと思わせてくれた空間だった。

よこやまさんの次なる挑戦が何なのかブルームーンロスを拗らせながら首を長くして待つ。
 
 

*1:もちろん観劇のマナーは守る。騒ぐのはウェブ上