ジッケンノート

社会人を目前に初めてジャニーズに落ちた人間がどのような経過を辿るのか記録する

初めてのジャニーズのコンサート 「十祭」に行った日

お題「初めて○○のコンサートに行った日」

たまには頑張ってまだ流行ってる内に書くぞ!と思ったけどだらだら書いてるうちにまたワンテンポ遅れた気がする。

でも、気にせず初めてコンサートに行った日について。

このブログを立ち上げた時にジャニオタになるまでということでざっくり初コンサートのことは書いているんですが。

2014.8.9 十祭 味の素スタジアムが初コンサートでした。

よこやまさんのトランペットをきっかけに関ジャニ∞に興味を持ったときはM1、大学院1年目の冬でして絶賛就活中。

理系の院生なんて大体研究室にこもってるからバイトもできないし時間もお金もないし、入会金込み5000円さえ躊躇せざるえない状態。

いや、でも、コンサート行きたいからファンクラブ入りたいし……、迷いに迷った挙句、志望度はともかくどっか一箇所内定もらうまでは我慢すると決めて、ファンクラブ入ることをモチベーションにして就活をしてました。 

冬のコンサートに間に合うまでには就職決まってないと社会的に困るなと、思いつつ同期が続々と内定貰ってく中、4月末にこれまでエントリーシート出してたところ全部落ちて手持ちゼロって悲惨な状況になり、5月に関ジャニ∞の会で十祭の開催が発表。

あ、これは間に合わんな、まあ、冬に間に合えばいいやと思った5月末に内定いただきまして、間に合えば御の字と郵便局駆け込んだ十祭申し込み間に合っちゃって、これまたダメで元々と申し込んだら当たっちゃった!ってな具合でど新規の癖にアニバーサリーイベント参戦決定。

いや、めっちゃ軽く書いたけど就活と研究室の両立で体壊して、GW明けにまとめて何社かエントリーしたところがダメなら就活スパッと諦めて資格取れる専門学校受け直せって家族に言われて模試も受けたような状況ではあったんですけどね。まあ、苦労話書いてもしょうがないし、ジャニオタと就活ブログも人気のあるテーマだけど理系修士の就活情報なんて需要もないから結果オーライってことで。

 

 

申し込み当時はまだ遠征に対してハードルが高かったのと、日曜日は前々から予定が決まってたので土曜日一本釣り。

一人で行くのが怖かったので、同じように就活で荒んだ心に関ジャニ∞が入り込んだ同じく10周年新規すばる担の学部生時代の友人と、テレビで見る分には関ジャニ∞好きだよー、見た目可愛くて実は男らしいヤスくんがタイプかなという妹と一緒に行くことに。

まあ、最初からそのつもりで3枚で申し込んだんだけど。

ちなみに、すばる担の友人も20歳を過ぎて初めてのジャニーズのコンサート。

妹は中学生の時に学校の友達にテゴマスコンにつれてってもらってからファンクラブには入らなかったけどしばらく手越くんのファンをしたので辛うじてジャニコン経験者だったので頼りにしてたんですが。

「お姉ちゃんたち初めてのジャニーズだからどうしたらいいかわからん、うちわどうしたらいい?双眼鏡って必須?」

「私つれてってもらっただけだからうちわ持たなかったもん。代々木スタンド前列だったからわかんない。必要だと思ったら必要なんじゃない? 」

「雨具ってどうすればいいかな?」

「だから、代々木だったから!」

バッサリ。

 

とりあえず、双眼鏡調べてた時に色々オススメされてる中で予算とフィットしたものを買い、研究室の中間発表で死んでた私に代わり、すばる担が作ってくれたうちわを持っていざ味の素スタジアムへ!

当日地方から上京してきた友人と新宿駅で落ち合って飛田給駅へ。

熱中症対策もバッチリだから!」と塩飴を取り出した友人。「しょっぱいもの食べると甘いもの欲しくなると思ってさ」と続けてドライフルーツの袋まで取り出して。

「でもね、さっき気がついたんだけどドライフルーツってカリウム含有量多いから」

『利尿作用あるからダメじゃん!』

理系女子、無い女子力を必死にかき集めて美容に良さそうな甘いものを用意したのが裏目に笑

 

初めてのグッズ列、日常生活での使い道など考えずにTシャツ買ったり法被買ったり。

浮かれてました。

もちろん、ポスター2枚と集合とよこやまさんのフォトセとetcetc

ボディーシールなんて貼っちゃったりして(人生初)

はしかとジャニーズは大人になってから罹ると重い。

 

そして、夕方開場して、席がこれまた、な、なんとアリーナだったんです。

初コンサート、初野外、初アリーナ。

初日だったので座席配列などの情報は一切なかったんですが、自分たちのブロックと後ろのブロックの間に少し広めの通路、これ、トロッコ通るんじゃない?3列後ろ、数メートル後ろをジャニーズ通るの?

運使いすぎでは???

初めてのコンサート思いの外良席のようで興奮するど新規ジャニオタ大学院生2人。

「お姉ちゃんたち、まだ関ジャニ∞出てきてないから落ち着いて」と妹に宥められつつ。

 

そして、開演。いろは節で出てくる関ジャニ∞さんたち!!

実在した〜!?!?生きてる!?!?

生きてるけど同じヒト科ヒト属Homo sapiens sapiensとは思えない美しさ!?!?

生物学の分類改めなくて大丈夫!?!?

絶対塩基配列違うから!!!

 

十祭の東京公演はよこやまさん、金髪だったんですよ、背中にペガサスが刺繍された法被羽織ってたんですけど見る角度によっては片側だけ後ろに縫い付けられた翼が肩越しに見えたんです。

その姿は片翼もがれた天使そのものでした。

美しすぎて人の心を誑かしてしまったから片翼もがれて堕天した天使様だったんですね。

人間、あまりに美しいものを見ると多分脳細胞破壊されるんでしょうね、語彙力の喪失。

白い 細い 神々しいの形容詞3点セットをずっと公演中うわ言のように言ってたそうです(妹談)

 

十祭を語る上で外せないジャニーズメドレー。

参戦時点では関ジャニ∞はジャニーズっぽくないから好きなんて言ってましたが、しかし!!!

基本的にテレビっ子なので知っている曲ばかり、関ジャニ∞のライブのはずなのに何でみんな踊れるの?と言った疑問はもちろんありましたが、曲は知ってるからリズムに乗って、周りの人見よう見まねで踊って。

 

事件はweeeekで起こりました。

よこやまさんの乗ったトロッコがこちらに近づいてくるではありませんか!

いや、うん、トロッコ通りそうだねって浮かれてたけどよこやまさん来るとか心の準備出来てない。

トロッコの上で飛び跳ねながら観客を煽るよこやまゆうさんがこちらに近づいてくる。

その距離、わずか3m弱。

 

生きてる〜!?!?

 

飛び跳ねた時にぶかぶかのTシャツがひらりとめくれて、素肌が露わになって。

 

白い〜 陶器で出来てる〜!?!?

 

白磁のような肌っていう比喩初めて心から納得した。

というか、白磁なんて比喩よこやまさん以外に使うことを禁ずる。

白磁 オブ 白磁

いや、白磁より白かった。

メラニン色素持ってます???メラノサイト仕事してる???

 

びっくりするくらい細くて、急激なダイエットしてた時期だったから病気なんじゃないかと思うほどで。

お腹いっぱいご飯食べさせてお天道様によく当てたふかふかの毛布でくるんで保護して、ユネスコ

世界遺産級の造形美だから!!!

 

ジャニーズメドレーにノリノリだったはずがもはや放心状態。

美しすぎるものは人をダメにする。

 

放心状態にぶっこまれたアンダルシア。

前にジャニオタになった経緯について記事あげた時にも書いたんですけど知らなかったんですよ。

ジャニオタ必修曲らしいけど、現役で事務所所属してたって活躍してたのが産まれる前で、親の年齢に近い方の曲なんてジャニオタじゃなきゃ知らんがな。

よくよく調べたら大好きなマーシーによる楽曲提供作品だったんですけど、そもそもヒロトマーシーもリアルタイム世代ではないのと、ブルーハーツ時代過剰信仰でハイロウズクロマニヨンズはざっくりしか聴いてない人間なので楽曲提供までは調べてなくて。

ど新規でもゆるおたでもここまでずっと楽しかったのに一気に包まれる疎外感。

周りめっちゃ盛り上がってるし、踊ってるし、え?そもそもこれ誰の何て曲よ???

帰りの電車の中でレポ探して調べましたけど。

ジャニーズについてあまりにも無知で知らないことがあると楽しめることが減るというこの経験がジャニーズ研究したほうがいいんじゃないかという考えになり、今や軽率に他ユニ現場に足を運ぶオタクに。

 

A・RA・SHIのスケスケ衣装見てこういうバカなことに全力なとこが映像見ててたまらなく好きだとおもったので大爆笑しながら曲に乗って。

 

 

そして、ハチフェス!

気まずいKicyu!!!

深夜履歴書書いてる時に眠気覚ましに踊ってた成果を発揮せんとノリノリで踊り。

後にすばる担に「すばる以外のユニットの踊りはさすがにノーマークだった、私も踊りたかった!」と言われてドヤ顔を決める。

 

ヨコヒナtorn!!!!

ジャニウェブでの投票の段階から人気No1と言っても過言ではなかった組み合わせかつ楽曲!

すばるくんが亮ちゃんとペアだったからヨコヒナ来る!!!と思ったけど本当にキター!!!

黒い衣装に風に吹かれる金糸のような髪が映える映える映える。

ヨコヒナがそれぞれ正統のアイドル曲踊ってるだけでもそれなりにテンション上がるのに向かい合ってる!手を組んでる!

oh ジーザス。

tornという曲を産み落としたキッカケのユニットの2人に感謝だし、作詞作曲してくださった方にも感謝だし、衣装作ってくれた方にも感謝。

ヨコヒナが共に生きるこの時代に感謝。

正直なところ、興奮しすぎてあんまり記憶ないんですけどね。

ヨコヒナが美しかった。美しいは正義。

 

村上担から賛否両論、否が多いのはわかってゆけどBabunだって、DVDので見ててシンゴー!ってやりたかったのやれて楽しかったし、エイト全員出てきたらみんなまよわずエイトー!って叫ぶのみんな訓練されすぎでは?と思ったけど楽しくて楽しくて。

エイトレンジャーやヘブンリとかこれまで繰り返しDVDで見たものが全部詰まってた。

 

純情恋花火が流れる中で打ち上がった花火の美しさと儚さ、夢のようなひとときだった。

 

最後の挨拶、横山さんが泣いてるのだけは見てて本当心配になったけど。

芸能人のファンは10年以上してたけど芸人さんは基本泣くことはないし、見たことあってもテレビの向こう側のことだからステージと客席で物理的距離はあるにしてもリアルタイムで好きな人が泣いてるのに出くわすの初めてで、でも何もできないの辛すぎた。

激やせしてた時期だから流れてた重病説鵜呑みにしかけたくらい。

テイチク移籍の涙だってわかるまでは病気なんじゃないかという本気で心配してた。

 

でも、関ジャニ∞が涙で終わるわけはなくて、さすがにファン3年目で何度も聞いてるよ!ってツッコミ入れたくなる定番曲だって初めて体験になるからアンコールだってめちゃくちゃ楽しくて。

 

アンコールの最後、みんなで手を繋ぐのもDVDで何度も見ていて。

勿論、その時点でファンクラブ入ってたし、会員証の裏のEIGHTER NAMEっていう字面を見て、自分は関ジャニ∞のファンなんだってニヤニヤしてたけど。家でテレビ越し応援するんじゃなくて、会場で何万人ものファンの1人として手をつないで、横山さんが言うところのひとつになったとき、とても幸せな気持ちになった。

ファンから見たアイドルは替えが効かないナンバーワンでオンリーワンの存在で、逆にアイドルから見たファンは集合体でしかないと思ってるけど、エイトが大切にしてるファンっていう集合体の1つになれたことにとにかく満ち足りた気持ちでいっぱいになった。

勿論、現場に行ける行けないはチケットの運とか遠征にかかる時間やお金、本人の経済事情や家庭環境も大いに影響するから一概にいわゆる茶の間ファンが悪いなんて言うつもりは毛頭ないけど、現場に行ってみたい気持ちがあって行ける環境にあるなら一度は絶対行ったほうがいい。

 

初めてのコンサート「十祭」に行ったら現場中毒になってその年のツアーは3会場多ステしてしまうようになっちゃいましたとさ。

上手く話のオチはつかなかったけど、以上初めてのコンサート体験記録でした。